お知らせ
2021.04.03 ミツバツツジ と無隣庵
東行庵の春は、花の競演です。4月3日、例年に比べずっと早く、もう、小葉のミツバツツジが満開です。この場所は、普段は一般の方が立ち入れない、茶室「無隣庵」の庭です。一枚ガラスの窓にも、ミツバツツジの影が映り、シャッターを押しました。この内部は、立礼(りゅうれい)で、土間の椅子に掛けてお茶を楽しむ席です。庭には灯籠と蹲が設けられ、四畳半下座床の本席も勿論備えられた本格的な茶室です。
現在では、茶道が注目されませんが、昭和41年(1966)高杉東行先生の100年祭記念に際し、大洋漁業の中部タミさんの寄贈により建てられたものです。扁額の「無鄰菴」は、大徳寺の管長の書です。