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2016.04.12 東行記念館企画展情報

東行庵に隣接する下関市立東行記念館の企画展情報です。

記念館所蔵の資料を中心に高杉晋作の生涯を紹介する企画展を開催しています。この機会にあらためて晋作の生涯を見直してみてはいかがでしょうか。

【観覧料】
・一  般 300円(240円)
・大学生等 200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金。その他減免割引きあり。

(お問い合わせは、下関市立東行記念館 電話:083-284-0212まで)

 

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常設企画展「毛利家恩古臣 高杉晋作」

(4月12日~7月10日) 

 

晋作の手紙・論策には、「毛利氏之忠臣」「毛利氏恩古之士」など、事ある毎に主君への忠誠を誓う言葉が記されています。本展では、晋作にまつわる約50点の資料を紹介します。晋作の飛躍に秘められた心の深層を再認識していただければ幸いです。 

 ※期間中には関連講演会等も開催予定です。

 

〈 主な展示物 〉
    
甲子残稿  

  元治元年(1864)8月4日、藩命によって山口に呼び出された晋作が、11月に脱藩して九州へ赴くまでに作った詩歌集。 
 「内憂外患迫吾洲 正是邦(国)家存亡秋 将立回天回運策(復略) 降殫名姓(捨親捨子)亦何悲」     
 国内は乱れ外敵も迫ってきた。まさに国家の一大事。今が回天回運の策(回天回復の計画)を立てる時。姓名を奪われても(親や子を捨てても)何を悲しむことがあろうか。
    
捫蝨処草稿  

 晋作が桜山招魂社下の寓居「捫蝨処」で、療養中に整理した詩歌や文の草稿。  
 「吾本吉田以来士 胸謀自異於他子 愧君独脱却塵間 大志遥帰于極至」     
 吉田以来、毛利家に仕えてきた家柄であり、自分の胸の内には他人と異なるものがある。君に恥じて独り世を脱却するが、すでに大志は遥か極致に達している。

 

回復私議 
 萩藩の内訌戦が一段落した元治2年(1865)2月頃、晋作が今後の藩政方針を示した論策。

 論策を記す前提として「天下ノ賊名ヲ蒙ルトモ 毛利氏之忠臣ト為ント欲ス」とあり、萩藩主父子や萩藩への忠誠心が晋作の行動を支えていたものと推察される。
    
高杉晋作詩書」  

 慶応元年(1865)6月、四国逃亡から下関に戻った頃に詠んだものと推察される。 
 「雲脚去来海門上 此生無処不天涯 舊交人似故郷客 帰寓舎猶帰我家」     
 雲が海門上を流れていく。世間に故郷から遠く離れていない場所はない。以前から付き合いのある人は故郷の客と同じで、仮住まいに帰るのも我家に帰ってきたようだ。

 

奇兵隊陣屋跡の出土品」  

 平成27年度に行われた奇兵隊陣屋跡確認調査において発掘された出土品のうち、奇兵隊陣屋が活動中に利用されたと推察されるもの。     
 碗には奇兵隊が使用したことを示す「竒」銘が見られる。

 

◆ミニコーナー「奇兵隊陣屋」

 慶応元年(1865)、吉田を本拠とした奇兵隊。彼らが日々調練に励んだ陣屋について、発掘調査の出土資料とともに紹介いたします。

 

(引用:下関市公式WEBサイトより)

 


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