お知らせ
2022.07.03 キジョラン珍花 と実の競演
(令和4年7月3日)
花と実の競演、キジョランの花と実です。同時期に見られるのです。大変珍しいことから山陽小野田市のアサギマダラ研究家:福村拓己さんが、東行庵へ寄贈してくださいました。
花は直径5ミリ、実の長さは10センチほどです。普通、植物は花が咲くと、その年に種子を実らせ、子孫を継ぎますが、一年後に実をつけるのは、珍しいですね。
9月になると、優雅な舞いで知られるアサギマダラがフジバカマの蜜を求めて、東北地方から南下飛来し、優美な光景を見せてくれます。楽しみです。
そして11月になると、この実が熟し、中から多くの種子が出てきます。しかし、その姿は、
黒色の種子に白色の髪をつけ”鬼女”と称され、「キジョラン:鬼女蘭」と称される由縁なのです。さらにそのキジョランの葉には、毒素があり、他の蝶が食すると命をおとします。アサギマダラに限って、毒素は無効です。自然界は不思議ですね。
この花と実を一見されたいかたは、東行庵の受付で、場所を教えてもらってご覧ください。